文武両道 臥薪嘗胆

日々の修業や生活の中で考えたことや思ったことを綴っていきます

2018-01-01から1年間の記事一覧

怪我について

武道にはケガが付き物です。 僕も先日、柔道の稽古中に負傷しました。 いい機会なので僕のケガに対する考えをまとめておこうと思う。 怪我の種類 武道でのケガは二種類ある。 一つは、スポーツや日常生活でも起こるであろう、偶発的な事故による負傷。 もう…

源流を知る

先日の欧州旅行におけるパリで、シテ・ドゥ・ラ・ミュージックという音楽博物館に行ってきた。 展示されていたのはピアノやヴァイオリン、ドラム等、様々な楽器についてのルーツ、先祖、原型的な楽器。 それらが時代を経るとともに次第に現代の形に近いモノ…

欧州へ旅行して

10月に入ってから十日あまり、フランスとドイツへ旅行していた。 ヨーロッパへは一度行かねばならぬ、と思っていた矢先の誘いがあり、仕事や試合の日程などもうまく都合がつき、この機には乗らねばならぬ!と行くことに決めた。 そも海外旅行は初めてであ…

東京旅行 三日目

靖国神社を参拝。京都や奈良、伊勢などの古代からある神社の霊験あらたかな感じとは違うが、本殿の前に立つと別の意味でありがたさ、かたじけなさに涙こぼるる社でした。 本殿参拝後は資料館の遊就館へ。入ってすぐ零戦や砲があり、近代の展示が主ではあるが…

東京旅行 二日目

柔道家としては行っておかねばならぬだろうと、講道館へ。2階の資料室では、創成期の頃の様子がうかがえる写真や書物、道衣を見られ、現在のJUDOとは違う、講道館柔道を感じられた。また、嘉納治五郎先生や勝海舟翁の素晴らしい書もあって、柔道、書道ともに…

東京旅行 一日目

高校のスキー合宿(修学旅行)で行った長野より東には行ったことがなく、今回初めて東京へ旅行した。 往きの新幹線から、富士山が見え、あいにくの曇り空でしっかりは見えなかったものの、デケェ!とちょっと興奮した。 東京駅についてからは皇居外苑を歩き…

世界柔道4日目

女子63kg級の決勝。 アグベニュー選手の、肩口を掴んでからの軸足の切り替えがスゴい。 あれによって、ただ左脚を掛けに行くのと比べて密着具合と腰のキレ方が大違い。 パッと見はパワーで豪快に投げてるような印象だが、力んでたらああいう身体の使い方はで…

世界柔道 ~2日目

阿部詩こえぇぇ(笑) 絡みついてからグリングリンねじ回していくとか、ワニかよ まぁ見てても極めに行く感じというよりは、返して抑え込もうという動きではあったけど。 回りながらタップしてるのにグリングリンねじあげられていく相手選手には同情するわ・…

鈍刀を磨く

”鈍刀を磨く” 出稽古先の柔道の先生がおっしゃっておられた言葉。 たとえ折れず曲がらずの名刀ではなくとも、しっかり磨いていけば一撃だけはすさまじい切れ味を放てる。 才能やセンスのない者が努力して強くなろうとしても、仕方がないんじゃないか。 そん…

検察側の罪人

映画「検察側の罪人」を見てきた。木村拓哉さん、二宮和也さんが主演ということで、世間的にも話題性があるタイトルだろう。僕は先日NHKで、落合陽一氏と二宮さんが対談する番組を見て、興味を持った。「正義のために手段を選ばないのは正しいか」「悪を…

落合陽一著『デジタルネイチャー』を読んで考えた話

「現在のAIの隆盛には、契機となった三つのブレイクスルーがある。「並列計算の高速化(計算機資源の潤沢化)」「ビッグデータ(データ量の増大)」「アルゴリズムの改良(並びに研究コミュニティの活発化)」だ。」 (落合陽一『デジタルネイチャー 生態…

デジタルネイチャー感想

落合陽一氏の新刊、『デジタルネイチャー』を読んだ。 最新テクノロジーがこれからの世界をどう変えていくか、という社会論がメインだが、哲学書の様相も濃い。 高度に観念的な論を展開しつつも、机上の空論や空想を語っているように感じないのは、落合氏が…

台風がすごい・・・

当方、関西住まいだが、直撃していったようで、台風21号がエゲつなかった。 見たことない勢いで木があおられていたし、たくさんの飛来物が宙を舞っており、道路は一面ゴミや木の枝だらけ。 まさに災害レベルの台風だった・・・・ 本格的に暴風雨になる直前…

アジア大会柔道2日目 感想

大野選手の決勝戦。 あのレベルになっても、やはり実力が拮抗するとケンカ四つはああなってしまうのか。 ケンカ四つの組み手に関してもいろいろさばく技術はあるが、もっと組みがかみ合う根本的な革新的技術がないものか。

アジア大会柔道1日目 観戦の感想 ※関節技について

29日に男女とも軽量の2階級ずつ行われているのをテレビで見た。 角田夏実ちゃんが活躍してたのはうれしいが、とりあえずそれは置いといて。 女子48kg級の決勝で、近藤選手がかなりしっかりと腕十字取っていたのに決まらなかった件について。 録画して…

伊勢神宮に参拝

今回は日記的記事。 初めての伊勢神宮参り。 日本人なら行っとかなあかんやろ、と思いながらも地味に遠くて一度も参ったことがなかったところ、今回、会社の行事で連れて行ってもらえた。 団体行動であまり時間にゆとりが無く、内宮の一部を参られただけでは…

試合について

武道において試合とは読んで字のごとく「試し合い」 自身の上達具合を測るために、武道の成り立ちそのままに殺し合いをするわけにはいかない。 だからルールを定めた安全で限定的な状況の中で、安全に自分の能力や成長を確かめる。 それが試合というもの。 …

武道

この言葉にも様々な解釈というか言説があり、 一概に「武道とはこういうもの」と断定、断言しえぬものがある。 時代によっても意味が変わり、流派・団体によっても異なり、人によっても違う。 古くは武術も武道も同じように使われていたようだが、現代では自…

歴史を学ぼう

歴史を学ぶことは大事だ。 いくつか理由はあるが、重要なことの一つに、 ”今が全てではない” ということを知ることができる点だ。 いま、常識とされていること、当たり前のことも、昔は違った。 昔からこうやってきた、伝統だ、などということも、古(いにし…

臥薪嘗胆について

人は悔しい思い、苦しい思いをしても、意外にすぐ忘れてしまう。 つらいことを忘れられるのはありがたいことが、それをエネルギーにして頑張ろうという気持ちまで一緒に減退してしまうのはもったいない話である。 イヤな思いだけして、得られるものが無いの…

文武両道について

「武」は基本的には暴力だ。 だから江戸時代などの平和な世で存在するときには倫理や道徳、礼節に気をつけてきた。 また、より高みに、より深い境地に達するために、能や禅と関わり、取り入れてきた。 「文武」は両方やったほうがいい、というものではない。…

ブログ開設しました。

私の考えとか、読んだ本の感想などのほか、 日記的なことも書く雑記的なブログになると思いますが、よろしくお願いいたします。