文武両道 臥薪嘗胆

日々の修業や生活の中で考えたことや思ったことを綴っていきます

臥薪嘗胆について

人は悔しい思い、苦しい思いをしても、意外にすぐ忘れてしまう。

つらいことを忘れられるのはありがたいことが、それをエネルギーにして頑張ろうという気持ちまで一緒に減退してしまうのはもったいない話である。

イヤな思いだけして、得られるものが無いのだから。

 

臥薪嘗胆とは、古代中国の王たちの逸話に基づく故事成語

屈辱的敗北ののち、日ごろから痛い薪の上で寝たり、苦い肝を舐めることで、味わった屈辱を忘れぬようにして再起を志し、ついに復讐を果たしたという。

 

こんな話をすると、「憎しみは何も生まない」「復讐の連鎖を止めなければ」と言う人もいそうだ。

しかし、悔しい、苦しい、つらい、悲しい・・・

そういった感情から、なにくそ!いまに見ておれ!と湧き上がってくる力は大きい。

あとはそのエネルギーを負の活動に使わず、生産的なプラスの方向に使えばいいのだ。