文武両道 臥薪嘗胆

日々の修業や生活の中で考えたことや思ったことを綴っていきます

検察側の罪人

映画「検察側の罪人」を見てきた。
木村拓哉さん、二宮和也さんが主演ということで、世間的にも話題性があるタイトルだろう。
僕は先日NHKで、落合陽一氏と二宮さんが対談する番組を見て、興味を持った。

「正義のために手段を選ばないのは正しいか」
「悪をなして巨悪を討つのは正しいか」
といったテーマ自体はまぁ古くからある葛藤で、それほど斬新さを感じるものではなかった。
戦争に関するイデオロギーの要素も少し入れていたが、中途半端で、
なんかそういうこと言いたいんやろ的な感じしかなかった。

しかし映像作品としては面白かった。
キムタクとニノの熱量ある演技には圧倒され、やっぱカッケェェなこの人たち!と素直に思った。
他の俳優さんたちもクセのある演技の迫力がすごく、惹きこまれる。
ダークな松重豊さんや、シリアスな吉高由里子さんなど、魅力的だった。
全体的にテンポもよく、観ていて飽きることなく楽しめた。