運動が苦手な人がまずやるべきこと1
運動が苦手だったり嫌いだったりする人いますよね。
僕ももともとそうでした。
同級生が休み時間にドッジボールやサッカーに誘ってくれても
「本読んでるからいい・・・」
って断るヤツでした。今から考えると人の好意を無下にするわ協調性無いわ不健康だわで、最悪です。
読書自体はいいことですけどね。
球技は下手くそ、マラソン大会とかは死にそうでしたし(中1のときはビリから2番目)、短距離走もダントツで遅い。
そんなヤツが中学で柔道を始めて、少しずつ体力もついてきて、今ではいろんな武道や格闘技をやり、スポーツサイクリンングやフルマラソンもやるようになったわけですが。
人間も“動“物なんで、やっぱり運動できるようになると心身の健康にもいいんですよね。
いま運動オンチの人たちにも、ぜひ身体を動かすことが苦でなくなって欲しいです。
まずは基礎体力
僕が柔道部で鍛錬を始めたときは、今から思えばそれはもうトレーニングと言えるもんじゃなく、リハビリみたいなもんだったと思います。
腕立て腹筋はまともに出来ず、柔軟性は悪くてガチガチ。
そんな状態から始めた自分なのでわかりますが、とにかく基礎体力がなければ話になりません。
そこがないのにみんなと同じメニューで体育とかやらされたって、できるはずがねぇんです。
自重筋トレ
まずはとにかく腕立て腹筋背筋スクワット、といった基本的な自重トレーニングを少しずつやって下さい。
アスリートじゃない人にも「ジムで筋トレ」が流行っているようですが、重いダンベルやプレートは、最初は要りません。
むしろはじめは自重でもキツくて出来ないのが運動オンチです。
腕立て伏せも、立った状態で壁に手をついてやったり、床でやる場合も膝をついてやる、というところから始めましょう。
腹筋(上体起こし)は手を頭の後ろで組むか胸の前で交差させてやるのが一般的だと思いますが、腕は脚の方にだらんと伸ばしてやると楽に出来たりします。というか僕は最初これでないと起き上がれませんでした。
あるいは腕の振りを利用して、勢いをつけて起き上がってもいいと思います。
ウエイトトレーニングを真面目にやっている人は「反動を使うな」っていうかと思いますが、無視しましょう。
発達させたい筋肉への負荷を考えると反動を使わないというのは正しいですが、そういうのはしっかり力がついてからでいいですし、反動を使うというのは身体のいろんな部位を連動して使うということで、これは運動オンチに欠けている能力の一つなので、むしろ反動を使うことを積極的にやっていってもいいくらいです。
一度にキツいところまでやらず、複数回に分けてやろう
鍛えていると、いずれ肉体の限界に挑戦したくなる日がやってきますが、初心者段階で無茶をすると苦しくて挫折するか、やりきった感があってその日で終わってしまうかのどちらかになると思います。
ちょっと物足りないかな、というくらいの回数やセット数で、それを1日に何回か行うのがいいでしょう。
朝起きて10回ずつを2セット、夕食前に10回ずつ2セット、風呂入る前に10回ずつ2セット、みたいな感じで。
心肺機能
ゆっくりとランニングする、とかでいいのだが、走り慣れるまではランニングは結構しんどい。
自転車でゆっくり走るのがいいと思う。
そうやって1、2ヶ月、ある程度動き続けることに身体が慣れてきたら、心臓や肺がちょっと苦しくなるような激しい運動を取り入れていくと強くなるし、日常生活レベルのことがすごく楽に感じるようになっていきます。
運動神経の養成
運動オンチにとって、こいつが難しい
と思ってました。筋肉、パワーは歳いってからでも頑張れば鍛えられるけど、運動神経とかセンスとかは小さい頃に発達してないと無理だと。
けど僕自身、パーソナルトレーナーについてもらって訓練した結果、30を過ぎてからなのにずいぶんと身体の使い方、感覚が変わりました。
まぁ(マイナー競技以外で)オリンピックを目指してガチ天才たちと競えるほどになるかと言うとどうかわかりませんけど。
詳しくはまた次回の記事で書こうと思いますが、概要だけ。
柔軟性
まずは柔軟性ですね。
体が硬いと
- 動きが悪くなる
- 感覚のセンサーが鈍くなってしまう
- 疲れやすく、回復力も低くなる
- 怪我をしやすくなる
- コリが不快
などなど、悪いことだらけ。
バランス感覚
運動の習慣がないとうまい身体の使い方ができず、重力を感じ取ってインナーマッスルや骨格で自然に立ったり動いたりができない。
余計な力を入れて自在に動けないわ無駄に疲労するわ…
自律神経(心臓とか呼吸とか食べ物の消化みたいに勝手に自動でやってくれる身体の機能)に任せるのが大事だけど、その任せる感覚が運動オンチにはわからない…
でもバランスディスクやバランスボールに乗るだけで、ずいぶん変わるんですよね。
これが変わると、日常生活もずいぶん楽になります。
連動性
身体の一部分だけ使うんじゃなくて、全身を協調させて動くことですね。
これができるようになっていくと、より大きな力、スムーズな動きができるようになります。