筋トレはいいが、同時に重要なことは・・・
最近筋トレ(ウエイトトレーニング)の効果が感じられている一方で、筋肉の緊張が強くなっている感覚も顕著だ。
そして実際、体のバランスや軸が狂ってきた。
筋トレ(ウエイトトレーニング)の弊害
昨今、筋トレがストレス対策や健康、体重減量に効果が高いということで、武道やスポーツの業界に限らず、一般の方々にもずいぶん広まってきたように思う。
確かにフィジカル、メンタル両面で非常に良いことが多く、ともすれば運動不足に陥りがちな現代人にとって、筋トレを積極的に行うことはメリットが多い。
しかしながら、筋トレはいいことばかりではない。僕の身に起こったデメリットは以下の通り。
- 筋肉の過緊張
- アウターマッスルを使いがちになってしまう
- 筋肉の付き方や体の使い方の変化に伴う軸の狂い
筋肉の過緊張
いわゆる、コリや張りがきつくなりますね。
胸(大胸筋)や背中(広背筋、脊柱起立筋)、脚(大腿四頭筋や内転筋、腓腹筋)が常にギュウギュウ引っ張ってくる感覚があり、ストレッチをしてスッキリしたと思っても、少ししたらまたギュウギュウしてくる。
常日頃のストレッチが欠かせないですね。まぁ筋肉の声がハッキリ聞こえるので、伸ばすべき場所、緩めるべき場所がわかりやすいのはいいのですが。
アウターマッスルを使いがちになってしまう
単純に疲れやすくなってしまいます。
ハイパワーが要らない日常動作では、基本的に骨格の構造やインナーマッスルで活動するのが消耗が少なく合理的ですが、ウエイトトレーニングが日常化すると、意識しやすい大きな筋肉で動作をしがちになってしまう。
大きい筋肉はハイパワーだけど消耗が激しい。サザビーの腹部メガ粒子砲みたいなもんです。調子に乗って使いすぎると「パワーダウンだとぉ!」ってイラつかないといけなくなります。
筋肉の付き方や体の使い方の変化に伴う軸の狂い
太ももの前~外側の筋肉が発達してきて、脚がやや外向きがちになりました。
胸の筋肉が発達してきて、背が丸まるようなというか、前かがみになる感じに。
それを無理やり逆側に反らして姿勢を正そうとしても、外側から見た形は同じになるかもしれないが、それは裏表の筋肉同士が引っ張り合いをしているだけ。
力みや歪みや傾きのない本来の正しい姿勢とは全く違う。
”くの字”に曲がってしまっている僕の軸↑
以前はまっすぐ通っていたのだが・・・
筋トレは重要!でもケアも同じくらい重要!
10のパワーを15、20にしていくために筋トレは大事。
けれど最大パワーが20になっても、日常の疲労で17くらい消耗してたり、力の出し方が効率悪くなって3くらいしか力が伝えられなかったら意味がない。
また、筋トレしたときはスッキリして仕事のストレスを吹き飛ばせても、その後日常的に襲い来るコリに悩まされたら、それがストレスになるかも。(筋肉痛は気持ちいいって意見多いし僕も同意ですが!)
ストレッチやマッサージ、バランストレーニングなどで、身体をいい状態に保つためのケアも筋トレと同じくらい、重視していかなくてはならないなぁと思います。
コンピュータにデータを放り込むばかりでクリーンアップやデフラグで最適化しないと動きが悪くなってくるのと同じ感じですね。
そういえば強さのインフレがひどいと揶揄されるドラゴンボールですが、意外にもいたずらに筋肉をデカくするデメリットを悟空が言ってました・・・
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