仲間と共に試合に出て
先週に引き続き、今週も柔道の大会に出場した。
今回は段別の大会だったので桁違いの相手と当たることはなかったが、普段やらないタイプの相手に苦戦し、逆転できず敗退した。
冷静に相手を見たり、ところどころ脱力できたり、動きに緩急をつけて戦ったり、試合中ある程度客観的な目線を持てたり、集中力が最後まで続いたり・・・
といろいろ出来たことはあるので内容としては悪くなかったのだが、やりようによっては勝てたかもなぁ、と思う試合で、悔しさはある。
自分の試合についてはともかく、普段一緒に稽古している仲間が試合に出ていて、本気で戦っている姿を見られるのはいい。
面白いし楽しいし興味深いし感動する。
やはり試合は日常でそうそう感じられない強烈な体験ですし。
本当は日常生活や仕事でも全力でやるのが理想だろうけれど、普段そこまで全力になれる機会もそうそうない人の方が多いでしょう。
普段の稽古でも全力で取り組んではいるものの、試合とはやはり違う。
緊張、気合、熱量、悲嘆、悔恨、高揚、充足・・・
与えられるエンターテイメントでは感じられないものが、やはりここにはある。
日本ベテランズ国際柔道大会に出場したが・・・
30歳以上の有段者が出場できる「日本ベテランズ国際柔道大会(日本マスターズ柔道大会)」に出場してきました。
5歳刻みの年齢別、かつ体重別という独特の大会で、
「現役バリバリの大学生とかと戦わんでいいし、ゴッツイ相手と当たることもないからいいよ」
という誘い文句でホイホイついていったものの、(元?)ガチの人たちが多く、僕もそんな人に当たって一瞬で投げられました。
バトル漫画とかで「消えた!」「み、見えん!」「ただ、何かが光ったとだけしか・・・」とか言うやつ、あれホントにあります・・・
一応ケンカ四つだった記憶はありますが、一か八か巴投げ行こうとしたのに動かなかったと思ったら気がついたら畳に叩きつけられてました。
たぶん背負いだったのかなぁ。襟持ってたんだけど防ぐとか言う以前にまったく反応できんかった・・・
ちゃんと受身取ったのに息詰まったので、相当すげー勢いだったんじゃないかと。
一緒に行った仲間は「オラ強ぇ奴と戦えるのワクワクすっぞ」って人たちでしたが、僕は天下一武道会目指して頑張りたいと思います。
今回戦った人、旧型のスカウターで計ったらボンって壊れるやつだと思う。
運動が苦手な人がまずやるべきこと1
運動が苦手だったり嫌いだったりする人いますよね。
僕ももともとそうでした。
同級生が休み時間にドッジボールやサッカーに誘ってくれても
「本読んでるからいい・・・」
って断るヤツでした。今から考えると人の好意を無下にするわ協調性無いわ不健康だわで、最悪です。
読書自体はいいことですけどね。
球技は下手くそ、マラソン大会とかは死にそうでしたし(中1のときはビリから2番目)、短距離走もダントツで遅い。
そんなヤツが中学で柔道を始めて、少しずつ体力もついてきて、今ではいろんな武道や格闘技をやり、スポーツサイクリンングやフルマラソンもやるようになったわけですが。
人間も“動“物なんで、やっぱり運動できるようになると心身の健康にもいいんですよね。
いま運動オンチの人たちにも、ぜひ身体を動かすことが苦でなくなって欲しいです。
まずは基礎体力
僕が柔道部で鍛錬を始めたときは、今から思えばそれはもうトレーニングと言えるもんじゃなく、リハビリみたいなもんだったと思います。
腕立て腹筋はまともに出来ず、柔軟性は悪くてガチガチ。
そんな状態から始めた自分なのでわかりますが、とにかく基礎体力がなければ話になりません。
そこがないのにみんなと同じメニューで体育とかやらされたって、できるはずがねぇんです。
自重筋トレ
まずはとにかく腕立て腹筋背筋スクワット、といった基本的な自重トレーニングを少しずつやって下さい。
アスリートじゃない人にも「ジムで筋トレ」が流行っているようですが、重いダンベルやプレートは、最初は要りません。
むしろはじめは自重でもキツくて出来ないのが運動オンチです。
腕立て伏せも、立った状態で壁に手をついてやったり、床でやる場合も膝をついてやる、というところから始めましょう。
腹筋(上体起こし)は手を頭の後ろで組むか胸の前で交差させてやるのが一般的だと思いますが、腕は脚の方にだらんと伸ばしてやると楽に出来たりします。というか僕は最初これでないと起き上がれませんでした。
あるいは腕の振りを利用して、勢いをつけて起き上がってもいいと思います。
ウエイトトレーニングを真面目にやっている人は「反動を使うな」っていうかと思いますが、無視しましょう。
発達させたい筋肉への負荷を考えると反動を使わないというのは正しいですが、そういうのはしっかり力がついてからでいいですし、反動を使うというのは身体のいろんな部位を連動して使うということで、これは運動オンチに欠けている能力の一つなので、むしろ反動を使うことを積極的にやっていってもいいくらいです。
一度にキツいところまでやらず、複数回に分けてやろう
鍛えていると、いずれ肉体の限界に挑戦したくなる日がやってきますが、初心者段階で無茶をすると苦しくて挫折するか、やりきった感があってその日で終わってしまうかのどちらかになると思います。
ちょっと物足りないかな、というくらいの回数やセット数で、それを1日に何回か行うのがいいでしょう。
朝起きて10回ずつを2セット、夕食前に10回ずつ2セット、風呂入る前に10回ずつ2セット、みたいな感じで。
心肺機能
ゆっくりとランニングする、とかでいいのだが、走り慣れるまではランニングは結構しんどい。
自転車でゆっくり走るのがいいと思う。
そうやって1、2ヶ月、ある程度動き続けることに身体が慣れてきたら、心臓や肺がちょっと苦しくなるような激しい運動を取り入れていくと強くなるし、日常生活レベルのことがすごく楽に感じるようになっていきます。
運動神経の養成
運動オンチにとって、こいつが難しい
と思ってました。筋肉、パワーは歳いってからでも頑張れば鍛えられるけど、運動神経とかセンスとかは小さい頃に発達してないと無理だと。
けど僕自身、パーソナルトレーナーについてもらって訓練した結果、30を過ぎてからなのにずいぶんと身体の使い方、感覚が変わりました。
まぁ(マイナー競技以外で)オリンピックを目指してガチ天才たちと競えるほどになるかと言うとどうかわかりませんけど。
詳しくはまた次回の記事で書こうと思いますが、概要だけ。
柔軟性
まずは柔軟性ですね。
体が硬いと
- 動きが悪くなる
- 感覚のセンサーが鈍くなってしまう
- 疲れやすく、回復力も低くなる
- 怪我をしやすくなる
- コリが不快
などなど、悪いことだらけ。
バランス感覚
運動の習慣がないとうまい身体の使い方ができず、重力を感じ取ってインナーマッスルや骨格で自然に立ったり動いたりができない。
余計な力を入れて自在に動けないわ無駄に疲労するわ…
自律神経(心臓とか呼吸とか食べ物の消化みたいに勝手に自動でやってくれる身体の機能)に任せるのが大事だけど、その任せる感覚が運動オンチにはわからない…
でもバランスディスクやバランスボールに乗るだけで、ずいぶん変わるんですよね。
これが変わると、日常生活もずいぶん楽になります。
連動性
身体の一部分だけ使うんじゃなくて、全身を協調させて動くことですね。
これができるようになっていくと、より大きな力、スムーズな動きができるようになります。
『わたし、定時で帰ります。』第2話を見て感じる社会問題
ドラマ『わたし、定時で帰ります。』第2話を見て思ったのですが、やはり育児とか介護は「働き方」の問題だけではなくて、家族構成とか地域構造の問題じゃないだろうか。
育休とか定時退社とかも大事やけど、やっぱ父母二人だけで育児とか厳しいねんって。個別のケースは別にして、昔は大多数の家族はワンオペとかしてへんかったはずやろ。
常識を疑え!ていうか今の常識だけで物事をみたらホンマにあかん!
僕はまだ独身で育児や育休について論じる資格もないわけではあるが、寝たきりの祖父の在宅介護は7年やったので思うところはある。
たくさんの方々に支えていただいた在宅介護
祖父の在宅介護では、ヘルパーさんや看護師さん、往診の医師先生、訪問入浴サービスの方々など、たくさんの人に助けていただいた。そうでなければ僕と母だけで仕事をしながら出来たものではなかっただろう。
おかげさまで施設に放り込んで知らんぷりではなく、不自由ながらも家族と過ごせる人間らしい老後と死に方をしてもらえたのではないかと思う。亡くなる数日前に数十分だけ意識が戻って話ができ、「ありがとう」と言ってくれたのが忘れられない。
しかしまだ時期が良かったのだろう。高齢者がどんどん増えるこれからの時代、同じようなサポートが受けられるかは微妙だ。介護業界の体力はずいぶん削られているし、難しいと思う。
全ては分断(核家族化)が問題!
介護・育児問題は、社会制度の援助について議論されることが多いが、そもそも昔は地域社会の助け合いがその役目を負っていたし、かつては3世代4世代が同じ家に住んでいて、親戚も同じ家か近くに住んでいて、家族で協力し合って生きていたはずだ。
子供の世話は両親だけじゃなく祖父母や叔父さん叔母さんも見てくれていただろうし、祖父母の介助・介護も同様、家族全員で少しずつ負担をしていたはずだ。
それが「一人暮らしをして一人前」「一国一城の主、夢のマイホーム」などという不動産業界のマーケティングに踊らされ、効率化を望む大企業の論理に乗せられて若者が都会に流れたり、核家族がスタンダードという風潮になった。
離れて暮らす家族間の助けあいは困難となり、信頼できる地域コミュニティも崩壊した結果、この社会の現状がある、と考える。
企業の利益と個人の幸せを追求するあまり、国の発展や、故郷や地域、家族といったコミュニティを含めた人々の幸福という思考軸を放棄してきた昭和末期から平成という時代の歪みが顕在化しているのが今だと思います。
しかも結局企業の利益も個人の幸せも実現されていないという、笑えない時代でした・・・
温故知新!
とはいえ、僕は「昔はよかった。だから昔に戻ろう」式の論理は好まない。
昔は昔で貧しく、不自由で、理不尽な世の中であっただろうと思う。
東京一極集中による歪みや弊害は明らかなれど、時代の一地点においてそれが効率的であったことは確かだし、それによって発展も促進されてきた。
ただ、時代の流れとともに置き去りにしてきたものの中に、本質的に保持すべきだったものが見えてきたならば、回収すべきでしょう。
かつてあったものとこれまでやってきたことをちゃんと総括した上で、これからの令和時代をつくっていきたい。
政治や行政への批判もいいけど、自分たちでできることはやろう
国が制度面から社会デザインを示すことも必要だとは思うけれど、個々人の心がけでやっていけることも多い。
今の時代、住む場所も就く職業も、そして生き方も、他者に強制的に決められはしませんしね。
僕がこの前まで勤めてた会社なんかだと、上からされる「働き方改革」は現場的には不満が多くて結局うまくいってなかった。
社会実験というか試行錯誤の最中なのでそれが悪いとは言わんけど、労働者が待ってるだけなのも違うとおもうんですよね。
そういう意味で、主人公が能動的に働き方に向き合ってる『わたし、定時で帰ります。』は見てて面白いし、吉高由里子はかわいい。
筋トレはいいが、同時に重要なことは・・・
最近筋トレ(ウエイトトレーニング)の効果が感じられている一方で、筋肉の緊張が強くなっている感覚も顕著だ。
そして実際、体のバランスや軸が狂ってきた。
筋トレ(ウエイトトレーニング)の弊害
昨今、筋トレがストレス対策や健康、体重減量に効果が高いということで、武道やスポーツの業界に限らず、一般の方々にもずいぶん広まってきたように思う。
確かにフィジカル、メンタル両面で非常に良いことが多く、ともすれば運動不足に陥りがちな現代人にとって、筋トレを積極的に行うことはメリットが多い。
しかしながら、筋トレはいいことばかりではない。僕の身に起こったデメリットは以下の通り。
- 筋肉の過緊張
- アウターマッスルを使いがちになってしまう
- 筋肉の付き方や体の使い方の変化に伴う軸の狂い
筋肉の過緊張
いわゆる、コリや張りがきつくなりますね。
胸(大胸筋)や背中(広背筋、脊柱起立筋)、脚(大腿四頭筋や内転筋、腓腹筋)が常にギュウギュウ引っ張ってくる感覚があり、ストレッチをしてスッキリしたと思っても、少ししたらまたギュウギュウしてくる。
常日頃のストレッチが欠かせないですね。まぁ筋肉の声がハッキリ聞こえるので、伸ばすべき場所、緩めるべき場所がわかりやすいのはいいのですが。
アウターマッスルを使いがちになってしまう
単純に疲れやすくなってしまいます。
ハイパワーが要らない日常動作では、基本的に骨格の構造やインナーマッスルで活動するのが消耗が少なく合理的ですが、ウエイトトレーニングが日常化すると、意識しやすい大きな筋肉で動作をしがちになってしまう。
大きい筋肉はハイパワーだけど消耗が激しい。サザビーの腹部メガ粒子砲みたいなもんです。調子に乗って使いすぎると「パワーダウンだとぉ!」ってイラつかないといけなくなります。
筋肉の付き方や体の使い方の変化に伴う軸の狂い
太ももの前~外側の筋肉が発達してきて、脚がやや外向きがちになりました。
胸の筋肉が発達してきて、背が丸まるようなというか、前かがみになる感じに。
それを無理やり逆側に反らして姿勢を正そうとしても、外側から見た形は同じになるかもしれないが、それは裏表の筋肉同士が引っ張り合いをしているだけ。
力みや歪みや傾きのない本来の正しい姿勢とは全く違う。
”くの字”に曲がってしまっている僕の軸↑
以前はまっすぐ通っていたのだが・・・
筋トレは重要!でもケアも同じくらい重要!
10のパワーを15、20にしていくために筋トレは大事。
けれど最大パワーが20になっても、日常の疲労で17くらい消耗してたり、力の出し方が効率悪くなって3くらいしか力が伝えられなかったら意味がない。
また、筋トレしたときはスッキリして仕事のストレスを吹き飛ばせても、その後日常的に襲い来るコリに悩まされたら、それがストレスになるかも。(筋肉痛は気持ちいいって意見多いし僕も同意ですが!)
ストレッチやマッサージ、バランストレーニングなどで、身体をいい状態に保つためのケアも筋トレと同じくらい、重視していかなくてはならないなぁと思います。
コンピュータにデータを放り込むばかりでクリーンアップやデフラグで最適化しないと動きが悪くなってくるのと同じ感じですね。
そういえば強さのインフレがひどいと揶揄されるドラゴンボールですが、意外にもいたずらに筋肉をデカくするデメリットを悟空が言ってました・・・
【道場】
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『わたし、定時で帰ります。』
今期のドラマ『わたし、定時で帰ります。』観ました。
https://www.tbs.co.jp/watatei/←公式ページ
吉高由里子さん目当てで見始めましたが、なかなかいい内容だったんじゃないかなぁと思います。
タイトルからして、いわゆる働き方改革的な方向で話が作られるのは想像に難くないわけですが。
主人公は訳あって定時帰社を決心しているキャラクター設定で、「帰りたい」じゃなく「(信念があって)帰ると決めている」っていうのも好感抱くんですが、もともとはバリバリ働いていた経験もありつつ・・・という経緯があるようなので、いわゆる仕事人間への蔑視も持っていない、というのが見ていて気持ちいいところでしたね。
人による仕事動機の違い
『THE TEAM ~5つの法則~』著者の麻野耕司さんは、人のモチベーションについて4つのPがあると言っておられる。
- 「Philosophy(理念・方針)」
- 「Profession(活動・成長)」
- 「People(人材・風土)」
- 「Privilege(待遇・特権)」
Philosophy
西郷隆盛や大久保利通、勝海舟のような憂国の志士やガンジーなどのように「理念」が大事であれば、利益度外視で命までかけて事を成そうと走り回るでしょう。
Profession
「活動(=仕事内容)」が大事な人にとってはワークライフバランスとか犬に食わせろ、みたいな感じで、睡眠時間削ってでもバリバリ働くのでしょう。あるいは睡眠時間はたっぷりとることで自身のパフォーマンスをハイレベルに整えて仕事に向かうのかもしれません。収入アップにつながるスキルアップではなく、現物の利益に直接つながるわけではない技能の向上や人としての「成長」自体に生きがいを感じる人も、このモチベーションでしょう。
People
「人(人間関係)・風土」を大切にする人は職場の同僚たちを単なる仕事上の付き合いではなく、人と人との関係として捉え、飲み会やリクリエーションにも積極的に企画し参加し、コミュニケーションを取り合うことで仲間として仕事に向かうことに喜びと充足を感じるのだと思います。
Privilege
「待遇・特権」に重きを置くといえば、欲の塊のように捉える人もいるかもしれません。しかし家臣団の生活、民百姓の生活を少しでも良くしようと領土の拡大や主君・幕府から与えられるお役目に命を懸けてきた殿様は強欲で片づけられないと思います。現代で言えば家族の生活をよくするために少しでも給料の高い仕事をしようとする人もそうでしょう。
価値観は人それぞれ
僕が一番クソだと思うのは、他人に対して、自分の”P”を押し付けてくる人です。
例えば最近よく言われる、職場の飲み会は不要、とか重要とかいう話。
「飲みニケーション」を大事だと思ってるおっさんが強引に誘ってきて、仕事に集中したい人にアルコールを注入してパフォーマンスを下げるのもクソですし、時給を最大化させたい若者に業務外でプライベートを奪うのもクソでしょう。
逆に人間関係を大事にしている上司が善意で飲みに誘ってくれているのに、行くのダルいとか意味を感じないとか自分の遊び優先とかで一度も付き合わない若者もクソ。
同僚と親密になることで効率よく意思疎通できるようになり仕事の効率が上がることもある。それに、職場に親密な友人がいると給料への満足度が3倍になって仕事へのやる気が8倍になるって話もあるようですしね。(参考:メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」)
『わたし、定時で帰ります。』の今後に期待
仕事には「生き方」というテーマが付きまといますし、趣味と違って「嫌なら辞めれば?」で済まないところがあるので難しいところですが。
お互い、相手が大事にしている価値観を尊重して付き合っていけるといいのになぁ、と思います。
そういう雰囲気の醸成に寄与してくれるんじゃないかと、ドラマの今後に期待してます。
黙想の効用
【柔道】全日本選抜体重別(4/6,7)
66kg級の決勝戦は長時間に及ぶ延長戦でまさに死闘でしたが、丸山・阿部両選手とも最後まで気迫のぶつけ合いが見ごたえあり、最高レベルに素晴らしい頂上決戦でしたね。
他の階級もみな世界選手権やオリンピックを見据えて、絶対に負けられないという思いが伝わってくる熱い戦いが多く、胸を打たれました!
橋本壮市選手の試合スタイルや態度だけは好きになれませんが。
黙想
武道では稽古の始めと終わりに「黙想」をします。
目を閉じて静かに精神統一であったり思考の整理をするわけですね。
もともと戦闘訓練である武道修業において、昂ぶりを鎮めることは昔から意識的に行われてきたのでしょう。
最近の脳科学や勉強法でも、学習の前にメンタルを整えると集中力が高まり学習効果が上がると言われている。
また学習後に外部からの情報をシャットアウトする時間を取る、あるいは学習直後に想起して復習する、つまり学んだあとに頭の中で思い出す時間を取るようにすると、記憶の定着が良くなるそうです。
スポーツ選手がプレイ時にいつも同じルーティーンを行うことで集中力を高めているのはよく知られていますが、そういった効果もあるでしょう。
ダラダラっとはじめてダラダラっと終わるのは美意識的にもダサいですが、せっかくの努力を最大限効果的にする意味でも、武道でも勉強でもスポーツでも、始める前に”静”の時間を取るのは良いと思います。