文武両道 臥薪嘗胆

日々の修業や生活の中で考えたことや思ったことを綴っていきます

黙想の効用

【柔道】全日本選抜体重別(4/6,7)

66kg級の決勝戦は長時間に及ぶ延長戦でまさに死闘でしたが、丸山・阿部両選手とも最後まで気迫のぶつけ合いが見ごたえあり、最高レベルに素晴らしい頂上決戦でしたね。

他の階級もみな世界選手権やオリンピックを見据えて、絶対に負けられないという思いが伝わってくる熱い戦いが多く、胸を打たれました!

橋本壮市選手の試合スタイルや態度だけは好きになれませんが。

黙想

武道では稽古の始めと終わりに「黙想」をします。
目を閉じて静かに精神統一であったり思考の整理をするわけですね。
もともと戦闘訓練である武道修業において、昂ぶりを鎮めることは昔から意識的に行われてきたのでしょう。

最近の脳科学や勉強法でも、学習の前にメンタルを整えると集中力が高まり学習効果が上がると言われている。
また学習後に外部からの情報をシャットアウトする時間を取る、あるいは学習直後に想起して復習する、つまり学んだあとに頭の中で思い出す時間を取るようにすると、記憶の定着が良くなるそうです。

スポーツ選手がプレイ時にいつも同じルーティーンを行うことで集中力を高めているのはよく知られていますが、そういった効果もあるでしょう。

ダラダラっとはじめてダラダラっと終わるのは美意識的にもダサいですが、せっかくの努力を最大限効果的にする意味でも、武道でも勉強でもスポーツでも、始める前に”静”の時間を取るのは良いと思います。

 

 

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